φ 配管インチ計算実務解説一覧

PRACTICAL GUIDE

継手別・インチダイヤの数え方

継手の個数ではなく、実際に溶接する各接続口の口径でDBを計算します。エルボ、チーズ、レジューサー、フランジの数え方を具体例で整理します。

インチダイヤ(DB)の基本

DBは、呼び径のインチ数×溶接口数で求める施工量の指標です。100Aは4インチなので、100Aを1口溶接すると4DBです。継手の形状によって接続口数が変わり、異径継手では口ごとの口径も変わります。

基本式DB=接続口のインチ数×その口径の溶接口数

同径エルボ

突合せ溶接エルボは両端を溶接するため2口です。100Aなら4インチ×2口=8DB。3個なら8DB×3=24DBです。片側が工場溶接済みで現場では1口だけ施工する場合は、施工区分ごとに1口ずつ分けて集計します。

継手口径計算結果
90°エルボ50A2インチ×2口4DB
90°エルボ100A4インチ×2口8DB
90°エルボ×3個100A4インチ×2口×324DB

異径チーズ

チーズは主管2口と枝管1口を別々に計算します。主管100A、枝管50Aなら、主管は4インチ×2口=8DB、枝管は2インチ×1口=2DB、合計10DBです。3口すべてを主管口径で計算すると過大計上になります。

100A×50Aチーズ4×2+2×1=10DB

レジューサー

レジューサーは大径側と小径側を各1口で計算します。100A×50Aなら、大径側4DB+小径側2DB=6DBです。同心・偏心の違いは形状や施工性に影響しますが、両端の口径が同じであれば基本のDBは同じです。

フランジ溶接

溶接式フランジは、形状と契約ルールによって数え方を確認します。本サイトの計算機ではフランジ溶接を2口として扱っています。実際には突合せ形、差込み形、ラップジョイントなどで溶接箇所が異なるため、見積では施工図と仕様を優先してください。

差込み溶接

差込み溶接では、内外の隅肉溶接をそれぞれ1口として扱う契約があります。本サイトでは内外2口で計算しますが、外面のみ、内面のみ、1継手一式などの基準もあるため、発注者・元請・協力会社間で着工前に統一します。

DBの定義は契約条件を優先

インチダイヤは法令や全国共通規格で単価・数え方が一律に定められたものではありません。本サイトの標準ルールは概算用です。実際の精算では見積条件、注文書、施工要領書を優先してください。

25A以下の扱い

15Aは1/2インチ、20Aは3/4インチ、25Aは1インチですが、小口径でも段取りや溶接回数がなくなるわけではありません。本計算機では見積上の最低値として25A以下を1口1DBで集計します。詳しい考え方は25A以下のDB計算ルールで解説しています。

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まとめ

継手のDBは、継手個数だけでなく各接続口の口径と溶接口数で計算します。エルボは通常2口、異径チーズは主管2口+枝管1口、レジューサーは大小各1口です。差込み溶接とフランジは契約ごとの差が出やすいため、採用ルールを明記して集計しましょう。

計算の背景にある現場判断も公開

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