φ 配管インチ計算実務解説一覧

PRACTICAL GUIDE

インチメーター・インチダイヤの基本

配管工事の物量を表すIMと、溶接物量を表すDB。似ているようで役割が違う2つの指標を、計算例で整理します。

インチメーター(IM)とは

呼び径のインチ数に配管長さ(m)を掛けた数量です。100Aは4インチなので、100Aの直管が12mなら「4×12=48IM」となります。配管の運搬・敷設・支持・塗装など、長さに影響される施工量の概算に使いやすい指標です。

計算例80A(3インチ)× 8m = 24IM

IM単価は材料・施工費込みなのか

結論からいうと、インチメーターは配管の数量・施工物量を表すための指標であり、IMという単位自体に材料費や施工費が含まれているわけではありません。「1IMあたり○○円」の単価に何を含めるかは、見積条件や元請・下請間の取り決めで決まります。

同じIM単価でも範囲が違う

材料費だけを算定する場合もあれば、管材・加工・運搬・取付・支持・塗装などを含む一式単価として使う場合もあります。単価だけを比較せず、必ず費用範囲を確認してください。

見積で考えられる2つのケース

見積書に明記したい項目

記載例IM単価:直管材料・運搬・現場取付を含む。継手材料、溶接費(DB)、支持金物、塗装、足場は別途。

参考:プラント配管見積の解説配管工事の積算解説インチメーターの解説

インチダイヤ(DB)とは

呼び径のインチ数に溶接リング数を掛けた数量です。100Aを3か所溶接するなら「4×3=12DB」です。本計算機では見積上の最低値として、25A以下は1口あたり1DBで計算します。

計算例20A × 2口 = 2DB(最低1DB/口)

使い分け

IMだけでは継手が多い複雑な配管の手間を表しにくく、DBだけでは長尺配管の敷設量を表せません。概算では両方を分けて集計し、それぞれに単価を設定すると根拠が見える見積になります。

数字が決まったら、そのまま計算

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