PRACTICAL GUIDE
配管アイソメ図から材料を拾う実例
ポンプ吐出から既設配管までを100A配管で接続する想定例を使い、図面上の線を発注可能な材料明細へ展開します。
執筆・確認:配管・水処理設備の施工管理実務者 | 最終更新:2026年9月22日
想定する配管ルート
ポンプ吐出フランジから上向きに1.2m、90°曲げて水平に6m、さらに90°曲げて下向きに1.5m進み、既設フランジへ接続するルートです。
図面から読めた構成
100A直管 合計8.7m/90°エルボ2個/フランジ2枚
1.直管を定尺本数へ変換
切断・開先・現場合わせの余裕を見込み、必要長さを9.2mとします。6m定尺なら2本購入し、購入長12m、端材見込み2.8mです。
| 項目 | 数量 |
|---|---|
| 図面延長 | 8.7m |
| 余裕込み必要長 | 9.2m |
| 6m定尺 | 2本 |
| 端材見込み | 2.8m |
2.継手と接続部品を展開
| 材料 | 数量 | 確認内容 |
|---|---|---|
| 100A 90°エルボ | 2個 | ロング・ショート、材質、肉厚 |
| 100Aフランジ | 2枚 | 規格、圧力、形状、面座 |
| 100Aガスケット | 2枚 | 流体、温度、面座との適合 |
| ボルト・ナット | 2組分 | 接続相手を含む必要本数と長さ |
フランジだけを拾ってガスケットやボルトを忘れるミスが多いため、「フランジ接続1組」を単位に付属品まで展開します。
3.支持金物を拾う
水平6m部分は支持間隔だけで決めず、エルボ付近、重量集中部、バルブの有無、熱伸縮、施工可能位置を確認します。この例では仮に水平部3か所、立管部2か所の計5か所を計上します。
- Uボルトまたは配管バンド:5組
- 形鋼ブラケット:5か所分
- アンカー:ブラケット形状に応じた本数
- 防食材・絶縁材:配管材質と支持方法に応じて選定
4.最終材料明細
| 材料 | 発注数量 |
|---|---|
| 100A直管 6m | 2本 |
| 100A 90°エルボ | 2個 |
| 100Aフランジ | 2枚 |
| 100Aガスケット | 2枚 |
| ボルト・ナット | 2組分 |
| 支持金物 | 5か所分 |
発注前の照合
- 材質、口径、肉厚、圧力規格を統一
- 既設フランジの規格と穴数を現地確認
- バルブ・計器・ドレン・ベントの記載漏れを確認
- 溶接、ねじ、フランジなど接続方法を確認
- 切断代と現場合わせ代を確認
- 支持金物とアンカーを構造・荷重条件で確認
定尺配管・材料拾い計算では、切断寸法から購入本数と端材を計算できます。
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