φ 配管インチ計算運営者ブログ

FIELD NOTE / 材料拾い

配管材料拾いを始める前に、私が先に確認する5項目

図面をすぐ数え始めず、改訂・施工範囲・材質・接続・支給区分を先に固定する理由を、施工管理の実務目線でまとめます。

最初から数量を数えない

配管図を受け取ると、直管やエルボの数をすぐ拾いたくなります。しかし私は、最初の10分ほどを「何を数えるか」の固定に使います。ここが曖昧なまま進むと、正確に数えたつもりでも、旧図を拾う、支給品を購入品へ入れる、別工事の範囲を重ねるといったズレが後から見つかります。

1.図面番号と改訂番号

表紙、図面右下の改訂欄、変更雲を確認し、拾い表の上部に図面番号と改訂番号を書きます。複数図面を使う場合は、平面図、断面図、アイソメ図のどれを数量の基準にするかも決めます。

現場で起こりやすいこと

アイソメ図だけ更新され、平面図は旧ルートのままということがあります。図面間で違いを見つけたら、都合のよい方を選ばず、確認事項として残します。

2.施工範囲と境界

機器ノズルからどこまでか、既設接続を含むか、撤去・仮配管・復旧を誰が行うかを確認します。範囲境界はフランジ、バルブ、建屋貫通部など、図面上で特定できる位置へ置くと説明しやすくなります。

3.材質・口径・肉厚・圧力区分

同じ100Aでも、SGP、STPG、SUS、VPでは管・継手・接続方法が異なります。口径だけでまとめず、材質、Sch、圧力、ライニングや酸洗いの有無まで一つの条件として分けます。

4.接続方法

突合せ溶接、差込み溶接、ねじ込み、フランジ、TS接着を色や記号で区別します。接続方法が決まらない箇所は、材料数量だけでなく施工費のDB集計にも影響するため、未確定のまま合計へ入れません。

5.支給品と請負側手配品

バルブ、特殊継手、伸縮継手、計器類は支給される場合があります。支給品でも、相フランジ、ガスケット、ボルト、取付工事が請負側に残ることがあるため、「本体が支給=接続一式が不要」とは考えません。

拾い始める前の記録欄

項目残す内容
図面番号・改訂・受領日
範囲始点・終点・除外範囲
仕様材質・口径・Sch・圧力
接続溶接・フランジ・ねじ・接着
手配支給品・購入品・別途品

この5項目が埋まってから、直管、継手、フランジ、ガスケット、ボルト、支持金物の順に拾います。数量の速さより、あとで「なぜこの数字になったか」を説明できる状態を優先しています。

材料明細へ展開する実例と定尺配管の割付計算もあわせて確認できます。

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