φ 配管インチ計算実務解説一覧

PRACTICAL GUIDE

配管工事見積に含める費用・含めない費用

見積金額の差は、単価よりも『どこまで含むか』で生まれます。施工範囲を分解し、別途項目と条件を明記する手順を整理します。

最初に工事範囲を5つへ分ける

配管工事は、材料調達、工場加工、運搬、現場取付、試験・仕上げに分けると整理しやすくなります。「配管工事一式」だけでは、相フランジや支持金物を誰が手配するのか、足場や試験を含むのか判断できません。見積前に図面、仕様書、現地条件、支給品一覧を並べ、各作業の担当を決めます。

区分含める候補確認すること
材料直管、継手、フランジ、バルブ支給品、予備率、運賃
加工切断、開先、溶接、酸洗い工場・現場、検査範囲
取付配管、機器接続、支持金物高所・狭所・稼働設備
仮設足場、揚重、養生、電源元請支給か自社手配か
試験・仕上げ耐圧、洗浄、塗装、保温試験媒体、記録、復旧

IM・DB単価へ入れる範囲を決める

IMとDBは施工量の指標であり、材料費や足場費が自動的に含まれる単位ではありません。例えばIM単価へ運搬・直管取付を含め、DB単価へ開先・溶接・通常の消耗品を含める方法があります。継手材料、支持、塗装、保温、非破壊検査は別項目にすると、数量変更時も説明しやすくなります。

条件書の例IM単価は直管運搬・現場取付を含む。DB単価は開先加工・溶接を含む。管材、継手、支持金物、足場、塗装、保温、検査は別途とする。

見落としやすい費用

概算例

配管施工が120IM、溶接が80DBで、仮にIM単価3,000円、DB単価5,000円の場合、基本施工費は760,000円です。ここへ支持金物180,000円、足場120,000円、試験・書類60,000円を加えると、税抜合計は1,120,000円になります。

計算120×3,000+80×5,000+180,000+120,000+60,000=1,120,000円
数量の少ない工事ほど固定費を確認

短い配管でも、乗込み、打合せ、養生、試運転は必要です。IM・DBだけで金額を決めず、最低施工費や現場管理費を検討します。

提出前の確認

数量の作り方はIM・DBの基本、概算金額はIM・DBを使った配管見積で確認できます。

数字が決まったら、そのまま計算

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