PRACTICAL GUIDE
フランジ・ガスケット・ボルトの材料拾い手順
フランジだけを数えても接続は完成しません。接続1組からガスケット、ボルト・ナット、座金、相フランジを展開する手順を整理します。
執筆・確認:配管・水処理設備の施工管理実務者 | 最終更新:2026年9月22日
最初に『接続点』を数える
図面上のフランジ記号を数え、機器ノズル、バルブ、配管同士、異材接続に分けます。フランジ単体の枚数と接続組数は同じとは限りません。機器やバルブに相手側フランジが付属する場合もあるため、支給範囲を確認します。
基本の考え方フランジ接続1組=向かい合うフランジ2枚+ガスケット1枚+規定本数のボルト・ナット
接続台帳を作る
| 確認項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 呼び径・圧力 | 50A、100A、5K、10Kなど |
| 材質 | SS、SUS、PVC、ライニングなど |
| フランジ形式 | 板、スリップオン、突合せ、ルーズなど |
| ガスケット | 材質、厚さ、全面・内面、用途 |
| 締結部品 | ボルト径、長さ、本数、ナット、座金 |
| 手配区分 | 支給、配管側、機器側、バルブ付属 |
材料展開の例
100Aのバルブをフランジ接続で1台取り付ける場合、接続点は入口と出口の2組です。バルブ側フランジは本体にあるため、配管側の相フランジ2枚、ガスケット2枚、2組分のボルト・ナットを拾います。溶接形の相フランジなら、配管側の溶接口もDBへ加えます。
バルブ1台の展開例相フランジ2枚/ガスケット2枚/ボルト・ナット2組分/フランジ溶接口
ボルト長さが変わる条件
- フランジの形式・厚さ・呼び圧力
- ガスケット厚、全面ガスケット、絶縁キット
- 平座金・ばね座金・ダブルナットの有無
- SSとSUS、PVCと金属など異材の組合せ
- バタフライ弁など弁箱を共締めする構造
同じ口径でもボルトを固定しない
口径だけで径・長さ・本数を決めず、フランジ規格、圧力区分、接続する製品の承認図を照合してください。
拾い漏れと二重計上
- バルブ本体を数えたが相フランジを忘れる
- 機器付属ボルトを配管側でも計上する
- ガスケットをフランジ枚数と同数にして過大計上する
- ルーズフランジのラップジョイントを拾い忘れる
- 絶縁ワッシャ・スリーブなど絶縁部品を忘れる
- 予備ガスケット・予備ボルトの指定を見落とす
発注前の照合
系統図・アイソメ図の接続点数、材料表のフランジ枚数、ガスケット枚数、ボルト組数を照合します。最後にバルブ・機器の承認図と最新仕様で接続寸法を確認します。
ボルトの参考選定はボルト選定表、継手のDBは継手別DBの数え方で確認できます。
数字が決まったら、そのまま計算
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