PRACTICAL GUIDE
配管表面積から塗料量を求める計算例
配管の外径と長さから外面積を求め、塗り回数、製品の標準塗布量、ロス率を加えて必要缶数へ変換します。
執筆・確認:配管・水処理設備の施工管理実務者 | 最終更新:2026年9月22日
配管外面積の基本式
配管を円筒として考えると、外面積は外周×長さです。呼び径ではなく実外径を使い、mmはmへ直して計算します。
100A配管10mの計算例
SGP 100Aの参考外径を114.3mmとすると、0.1143m×π×10m=約3.59m²です。下塗り1回、上塗り2回なら、延べ塗装面積は3.59×3=約10.77m²になります。
| 項目 | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 配管外面積 | 0.1143×π×10 | 約3.59m² |
| 下塗り1回 | 3.59×1 | 約3.59m² |
| 上塗り2回 | 3.59×2 | 約7.18m² |
| 延べ塗装面積 | 3.59+7.18 | 約10.77m² |
塗料量へ換算する
塗料の仕様書に標準使用量が0.14kg/m²と記載されている製品を例にします。延べ塗装面積10.77m²×0.14kg/m²=約1.51kgです。ロス率15%を加えると約1.74kgになります。
ただし下塗りと上塗りで製品が違う場合は、それぞれの標準使用量で別々に計算します。希釈率、乾燥膜厚、塗装方法によって必要量が変わるため、製品仕様書を優先します。
直管以外を加算する
- エルボ・チーズ・レジューサー
- フランジ、バルブ、ストレーナ
- 支持金物、Uボルト、架台
- 溶接補修部、現地タッチアップ
- 塗装できない接触面、マスキング範囲
継手を厳密に展開できない概算では、直管面積へ現場実績に基づく加算率を設定します。ただし継手やバルブが多い系統では、単純な率掛けで不足しやすいため個別拾いが安全です。
必要缶数の決め方
必要量を缶容量で割り、端数を切り上げます。色・製品・ロットを混在させないよう層別、色別に集計します。開封後の可使時間が短い二液形塗料は、総量だけでなく1日の施工量も確認します。
100Aを0.1mとして計算すると面積が小さくなります。SGP、SUS、VPなど使用する管の実外径を寸法表で確認してください。
配管表面積・塗装量計算では、塗り回数、ロス率、缶容量まで入力して計算できます。外径確認はA・B呼称と外径の早見表を利用してください。
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