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PRACTICAL GUIDE

工場溶接と現場溶接で単価が変わる理由

同じ口径・同じDBでも、溶接する場所と条件によって実際の工数は変わります。数量を分ける理由と、見積へ反映する項目を整理します。

DBが同じでも作業時間は同じではない

DBは口径と溶接口数から溶接物量を揃える指標です。ただし、姿勢、作業高さ、周囲の設備、材料搬送、火気養生、電源、待機時間までは表しません。工場では定盤、回転治具、工具、照明を整えやすい一方、現場では施工条件に合わせた準備と移動が増えます。

項目工場溶接現場溶接
姿勢回転・下向きを作りやすい固定・上向き・狭所が生じる
段取り工具と材料を集約しやすい搬入、移動、足場が必要
安全対策常設設備を使いやすい火気養生、監視、換気を都度確認
品質条件環境を安定させやすい風、雨、既設設備の影響を受ける
工程連続作業に向く他工種・停止時間との調整が増える

数量表の分け方

拾い出し段階から「工場DB」「現場DB」を別列にします。材質、口径、肉厚、溶接方法、検査率も記録すると、単価補正の根拠を残せます。現場合わせ部は図面上で記号を統一し、工場製作図と現地取付図の境界を決めます。

集計例SUS304 100A Sch10S:工場40DB/現場16DB/現場RT対象8DB

現場単価へ影響する条件

単純な倍率だけで決めない

「現場溶接は工場の1.5倍」などの一律補正は便利ですが、現場条件が違えば不足または過大になります。標準単価へ姿勢、高所、狭所、夜間、検査などの補正を加えるか、段取り費と付帯費を別項目にします。

二重計上に注意

現場DB単価に足場・火気養生を含めたうえで、同じ費用を別項目にも計上しないよう、単価条件を明記します。

見積条件の記載例

記載例工場溶接と現場溶接を区分して計上する。現場DB単価は通常姿勢の溶接・一般消耗品を含み、足場、揚重、火気監視、非破壊検査、酸洗いは別途とする。

DBの基本はインチメーター・インチダイヤの基本、費用範囲は配管工事見積に含める費用で確認できます。

数字が決まったら、そのまま計算

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