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WATER TREATMENT GUIDE

沈殿槽の上澄みが濁る原因と現場での確認方法

沈殿槽の濁りは、汚泥が沈まない場合だけでなく、沈んだ汚泥が浮く場合や微細フロックが流出する場合にも起こります。

微細フロックが流出している

汚泥が細かく分散し、沈みきらずに越流する状態です。低負荷、過曝気、急な水質変化、阻害物質、フロック形成不良などを確認します。

汚泥界面が高い

返送量不足、余剰汚泥の引き抜き不足、流入量増加、沈降性悪化などで汚泥が蓄積すると、界面が上がって処理水側へ流出しやすくなります。

沈んだ汚泥が浮上している

沈殿槽内で脱窒が進むと、発生した窒素ガスが汚泥を持ち上げることがあります。浮上汚泥に細かな気泡が付着していないか、滞留時間や返送状態を確認します。

現場で確認する順番

  1. 濁り方と浮遊物の外観
  2. 汚泥界面の高さ
  3. SV30・SVIと沈降過程
  4. MLSS・DO・流入負荷
  5. 返送汚泥量・余剰汚泥引き抜き量
  6. 流入量や水質の急変
  7. 処理水SSの推移

見た目だけで原因を決めず、曝気槽と沈殿槽を一つの系として確認することが大切です。

管理値や操作条件は施設ごとに異なります。実際の運転操作は、設計条件・維持管理基準・測定結果・責任者の判断を優先してください。