WATER TREATMENT GUIDE
曝気槽のDOが上がらない原因と確認する順番
ブロワを強くしてもDOが上がらないときは、計器・空気供給・酸素消費のどこに原因があるかを順番に切り分けます。
1.DO計の値を疑う
センサーの汚れ、校正ずれ、隔膜や電解液の劣化、設置位置を確認します。可能なら携帯計や別の測定点と比較し、本当にDOが低いかを先に確かめます。
2.ブロワと空気配管を確認する
運転台数、吐出圧力、異音、フィルター詰まり、ベルト、バルブ開度、漏気を確認します。表示上は運転していても、必要な空気量が届いていない場合があります。
3.散気状態を見る
槽内の気泡分布に偏りがないか、散気管の詰まりや破損がないかを見ます。粗大な気泡や部分的に気泡が出ない状態では、酸素移動効率が低下します。
4.酸素を消費する条件を確認する
流入BODやアンモニア性窒素の増加、MLSSの上昇、汚泥滞留時間、急な水温変化などで酸素消費が増えていないかを確認します。
現場での確認順
- DO計
- ブロワ
- 配管・バルブ
- 散気装置と気泡分布
- MLSS・流入負荷
- 処理水質と微生物の状態
原因を確認せず風量だけを増やすと、電力消費やフロックせん断が増えることがあります。
管理値や操作条件は施設ごとに異なります。実際の運転操作は、設計条件・維持管理基準・測定結果・責任者の判断を優先してください。